偽造防止印刷技術を得意としている会社は富沢印刷だけではありません。私たちの「ぎぞらーず®︎」のように各社が様々な技術に異なった名称をつけて宣伝しています。印刷を依頼される方にとっては、あの偽造防止印刷を頼みたいけど、いろいろな呼び方があったり、サイトに掲載されていなかったりでなんて呼べばいいかわからない、なんてこともあるのではないでしょうか。
今回は「文字が隠れること」に着目して偽造防止印刷技術をピックアップしてみました。
よく見ると見える文字
・マイクロ文字
微小な文字を使用し、線などにして絵柄を作る技法です。マイクロ文字は精度の高い印刷機が必要で、コピーすると文字が潰れてしまいます。
・レリーフを用いた文字
レリーフとは、線の組み合わせによって立体的に見せる技法です。擬似エンボスの一つで、文字以外にもイラストやロゴを描くことができます。
何かアクションすれば見える
・コピーすると見える
コピーガードを用いた印刷物はコピー機やスキャンを通すと文字や模様が浮かび上がります。
・光に当てると見える
ブラックライトを当てると発光する特殊インク、赤外線を当てると反応する特殊インク、光に当てるとわかる透かしがあります。
・斜めに傾けると見える
偏光インキやスクリーンを用いた印刷物は見る角度によって模様が見えるようになります。
・モアレを用いると見える
特殊なスクリーンをかざすとモアレが発生し模様が見えるようになる技法を使って文字が見えるようになります。
文字が隠せたら何がどうなる?
隠すことができる=気づかれにくいという特徴があります。気づかれにくいということは複製もされにくいです。またコピーガードやマイクロ文字は印刷の精度が必要であり、特殊なインクを用いたものは一般的なコピー機では複写することができません。文字が隠せるということは、印刷物に会社名や関連する文言を入れた偽造防止を施すことができます。他にはない印刷物を作成することができ、より複製がされにくくなることでしょう。
また、偽造防止することを目的としない印刷物に文字を隠すことで何かできたら面白そうだと思います。紙パックジュースを畳んだら「たたんでくれてありがとう」が見えるようになったり、お菓子の包装紙をめくったら表面に書かれていたクイズの答えが見えたり。そんなことに偽造防止技術が使えたら面白いですよね!私たちと一緒にワクワクする企画を考えてみませんか?
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