MANIAC最新記事

印刷業界に来たばかりで専門知識が全くない!という方のために
業界のマニアックな知識を紹介していく「印刷マニアック」。
月1ペースで更新中です。

今さら聞けない「紙の目」の話 T目・Y目を簡単解説(永久保存版)

紙の目とは?皆さま、印刷用紙には「紙の目 」があるのはご存知ですよね。紙を漉く(すく)ときに生じる縦方向、製造過程で紙が流れていく方向のすき目のことで、紙の繊維の方向であり、「流れ目」ともいいます。紙の流れ目縦目の紙また、紙の長辺が流れ目に平行の紙を「縦目」の紙とい

日本のお札は、紙なのになぜ破れない?

本やコピー用紙などは、木材チップなどを原料に作られる「パルプ」からできているので、水に濡れると破けてしまいますが、お札はポケットなどに入れたまま洗濯してもビリビリに破れることはありません。それは原料による違いが大きく関係しています。お札に使われている原料は?日本のお札は、みつまた(三椏)、ア

今さらながらですがKindleを使ってみました ― 印刷会社が考える電子書籍の未来

スティーヴン・キングとKindleの初体験記1. きっかけは、とあるブログから先日、「note」というコンテンツ配信サイトを見ていたところ、在米日本人の方のブログに偶然出会いました。ポピーさんは「スティーヴン・キングの原書が目標」とブログ冒頭に記して自身の英文読書(英語

コンピューターとチェスの意外な関係

トルコ人からChatGPTまでを巡るコンピューター小史アメリカのサスペンス小説家ローレンス・ブロック(1938-)の作品集『おかしなことを聞くね』に収録されている短編タイトル「成功報酬」(原題: The Ehrengraf Defense)に次のセリフが出てきます。

DX【その5】— 印刷会社にとってのDXとは? その核心に迫る最終回!

世界一わかりやすい印刷会社のDX【最終回】1. 攻めのDXデジタルデータを活用して経営をまわせる仕組みを構築しようとしたら、まずMISのパッケージソフトを導入しなければなりません。エクセルやその他のツールを使ってMISを自社独自で組み立ててもかまいません。それには投資コ

DXとは?【その4】 — 「アジャイル」の考え方で印刷会社のDXに挑戦!

印刷会社のDXが進まない理由【その4】1. アジャイルとは?アジャイル〔agile〕は、動きが俊敏な、機敏な、頭の回転の早いなどの表す英語の形容詞です。名詞は〔agility〕で「機敏さ」という意味になりますが、犬に障害物を越えさせ、そのスピードと正確さを競う競技にも〔

DXとは?【その3】 — 「バタ貧」と「アジャイル」で印刷会社のDXを斬る!

印刷会社のDXが進まない理由【その3】1. バタ貧とは?「バタ貧」(読み:バタビン)は、ランチェスター経営をベースに解説していきます。「いやー、今ちょっとバタバタしていて」が口癖で、その反面、会社はたいして儲かっていない、そんな経営者のこと(もしくは経営状態)を

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