印刷マニアック

生成AI(生成塗りつぶし)の使い道

主に、Adobe Photoshopでおすすめの、「生成塗りつぶし」の使い道について解説します。ソフトの操作方法などは各所で語られていますのでここでは「使い道」に絞ってご紹介します。動画もありますのでご参照ください。

【動画で解説】生成AI(生成塗りつぶし)の4つの使い道

不要なものを「消す」ために使える生成AI (生成塗りつぶし)

画像の中の不要なものを消すのに使えます。従来も不要なものを消すことはできましたが、生成塗りつぶしの「消す」能力はレベルが違います。下記のように、複雑なオブジェクトも自然に消して、自然な景色を合成します。


画像を「足す」ために使える生成AI (生成塗りつぶし)

今度は画像の中に追加で違う画像を足すのにも使えます。いわゆる画像の合成です。従来のように合成の都合が良い画像を探したり、写真を撮り直したりしなくても済みます。下記のように、ソファやカメラアングルを認識して自然に追加してくれます。

さらにいくつかパターンも用意してくれます。やり直して別パターンも出せるので気軽に試せます。


画像を別のものに「変える」ために使える生成AI (生成塗りつぶし)

画像の一部を、指定した別の画像に変える使い方もあります。服装を変えたり、帽子やメガネを変えたりといった使い方です。注目すべきは、元の照明の当たる向きを理解して、変えた服装にもそれが反映される点です。


画角を「伸ばす」ために使える生成AI (生成塗りつぶし)

写真の画角外の景色を伸ばして拡張する使い方もあります。非常におすすめの使い方です。まるでその場所の景色を知っていたかのように、自然な景色が拡張されます。従来の画像加工ではこれは非常に難しかったことです。

生成塗りつぶしによって拡張できるのは景色だけではありません。下記のように、この女性がどのようなポーズをしているのかをAIが考えて生成してくれます。深追いすると、全身まで生成してくれました。

バストアップの写真(ORIGINAL)1枚から、ポーズや服装を予想して、上半身や全身まで生成してくれる。

生成AIは今後もパワーアップしていく

生成AIは、画像加工に便利な使い道がたくさんあります。しかし、まだ世に出たばかり。今後ますますパワーアップすることが予想されます。生成AI (生成塗りつぶし)の使い道として、今後もご参考になれば幸いです。

\デジタル・印刷に関するご相談・ご依頼はこちらから/

関連記事

最近の記事
ぎぞらーず
  1. 生成AI(生成塗りつぶし)の使い道

  2. drupa2024 保存

  3. 「文字が隠れる」偽造防止印刷技術 まとめ

  4. 偽造防止の昔と今

  5. 地紋についてのお話

  6. 「ギロッシュ(彩紋模様)」って知っていますか?

  1. ボストン美術館と3人のアメリカ人

  2. Webマーケティング用語「ホワイトペーパー」の語源

  3. トミー・リー・ジョーンズと月岡芳年

TOP