浮世絵マニアック

浮世絵マニアック番外編

いま、巷で話題の「蔦屋重三郎」って?

 主蔦屋重三郎は、江戸時代に「版元(はんもと)」として活躍し、出版業を大きく発展させた「江戸のメディア王」です。

 特に浮世絵の出版では、喜多川歌麿や東洲斎写楽など、才能ある絵師たちの数々を世に送り出した敏腕プロデューサーでもあるのです。

 ただ本を作るだけでなく、「どんな本を出せば売れるのか」を考えに考え、「人々が欲しくなる文化を作る」。その結果、彼の出版した本はどれも話題となり、彼は江戸の出版業界のトップへと駆け上がりました。

 江戸の出版業界に革命を起こし、文化的価値を生み出し、後世にまでその影響を及ぼした人物です。 

大河ドラマ放送中!

 蔦屋重三郎が活躍した、江戸時代中期の田沼時代から寛政の改革にかけて、彼が生まれた、江戸新吉原(現在の台東区千束)を舞台として、波瀾万丈な生涯を描いたドラマ『べらぼう 〜蔦重栄華乃夢噺〜』(べらぼう つたじゅうえいがのゆめばなし)が、2025年1月5日からNHK大河ドラマ第64作目として、絶賛 放映中です。

 ちなみに主演は、NHKラマ及び、大河ドラマ初出演となる横浜流星さん。脚本を森下佳子さんが担当。この作品は大きな戦が全くなかった18世紀後半を舞台としており、この時代が描かれるのは大河史上初とのこと。

もっと、蔦重に触れたい方!!

 大河ドラマ主人公 蔦屋重三郎ゆかりの地である台東区(花川戸2-6-5)に「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」へ是非、行ってみよう! 登場人物の衣装や小道具の展示など、見どころが満載です。

 そして、ドラマ館に併設している、台東区や大河ドラマ、江戸文化に関連する商品を販売する「たいとう江戸もの市」見逃せません。

 台東区には、魅力あふれるお土産やグルメが数多くあります。

さらには、蔦屋重三郎が開業した「耕書堂」を模した「江戸新吉原耕書堂」(台東区千束)も、ゆかりの地をめぐる拠点として、必見です!

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