印刷立ち合い
立ち合いは歓迎? それとも…
お客様にご来社いただき、実際に量産(本刷り)に入る前の印刷物を確認してもらうことを「立ち合い」と言い、印刷業界では広く知られていますが、はたして実際の印刷会社で頻繁におこなわれているのかと問えば「どちらとも言えない」というのが本当の状況だと思います。印刷業界の中では必ずしも「立ち合い」について良いイメージを持っているわけではありません。「時間ばかりかかって生産性が落ちる」という声も少なからずあります。
そもそも立ち合いの意味とは?
立ち合いをする理由はいくつかありますが、主な理由は「最終の色校正確認時にさらに色の修正希望が入り、納期・時間の関係で、実際の刷色を現場刷り出しで確認する場合」です。※基本的にイメージ通りの色にするという行為は「色校正」時に行い、色修正を行うのはプリプレス部門であるため、あくまで確認のために現場に立ち会うという意味です。
また、「芸能人などの肖像権を保持するプロダクションもしくはスポンサー(クライアント)が契約条項に従って刷り出しを確認する場合」や「お客様・クライアントが印刷現場へ実際に足を運んで視察することで、印刷を含めた工場全体の生産体制を確認するため」といったケースも増えてきています。
つまり、印刷立ち合いはお客様・クライアントとの確認の場であり、意思の疎通や信頼性の構築という意味でその重要性が見直されてきていると感じます。 しかしながら、実際は自分の目で品質を確認できるという反面、印刷会社とのスケジュールの調整が必要だったり、立ち合いをする印刷工場が遠かったりと移動時間も含め、必要以上の時間と労力を要する場合もあり、お客様にとって利点ばかりではないというのも事実です。
どうぞ富沢印刷にお越しください
当社は東京都内の荒川区南千住に印刷工場があり、東京メトロ日比谷線他南千住駅から徒歩5分、色の確認用に光源を最適化した校正室を用意しています。私たちは立ち合い大歓迎です。お客様にもご負担をおかけしません。できる限りお客様のご希望に沿うよう対応いたしますので、どうぞ富沢印刷へお越しください。