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浮世絵マニアック

「歌舞伎~市川團十郎という男~」

浮世絵によく描かれている歌舞伎役者。今回は市川團十郎にスポットを当ててご紹介します。そもそも歌舞伎とは?江戸時代初期に出雲阿国(いずものおくに)という女性が始めた「かぶき踊り」が起源とされています。そこから江戸幕府による遊女歌舞伎禁止令により「野郎歌舞伎」が生まれ、現在の歌舞伎の形

浮世絵マニアック番外編

いま、巷で話題の「蔦屋重三郎」って? 主蔦屋重三郎は、江戸時代に「版元(はんもと)」として活躍し、出版業を大きく発展させた「江戸のメディア王」です。 特に浮世絵の出版では、喜多川歌麿や東洲斎写楽など、才能ある絵師たちの数々を世に送り出した敏腕プロデューサーでもあるのです。

ジャパンブルーと浮世絵にみる水の美学 — 北斎と広重が描いた藍の世界

日本人の心に深く根ざす藍色、それは単なる色を超え、「ジャパンブルー」として世界に知られる日本の文化と美意識の象徴です。この特別な色彩は、浮世絵師たちの筆によって、特に水の表現において類稀なる芸術性を開花させました。葛飾北斎と歌川広重という二大巨匠は、藍色の濃淡、滲み、そして筆致を駆使し、躍動する波

「ポッピンを吹く娘」の初期版、約43年ぶりに国内で発見!

展覧会目白押し!浮世絵、盛り上がってます2025年1月から放映されているNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」が好評です。上記は江戸時代中期に版元として名を馳せた蔦屋重三郎の生涯を描くドラマ。彼は喜多川歌麿や東洲斎写楽ら、のちに有名となる絵師たちを見出し、現代では『江戸のメディア王

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