MANIAC最新記事

印刷業界に来たばかりで専門知識が全くない!という方のために
業界のマニアックな知識を紹介していく「印刷マニアック」。
月1ペースで更新中です。

今さら聞けない「紙の目」の話 T目・Y目を簡単解説(永久保存版)

紙の目とは?皆さま、印刷用紙には「紙の目 」があるのはご存知ですよね。紙を漉く(すく)ときに生じる縦方向、製造過程で紙が流れていく方向のすき目のことで、紙の繊維の方向であり、「流れ目」ともいいます。紙の流れ目縦目の紙また、紙の長辺が流れ目に平行の紙を「縦目」の紙とい

偽造防止印刷技術「ぎぞらーず」~ホログラム編~

■ホログラムって何?お札や商品券、カード、ステッカー、商品パッケージ…、ホログラムが施された印刷物を目にする機会も多いと思います。光に反射してきらきらと光ってきれいですよね。実はこのホログラム加工、「見た目の豪華さ」以外にも大きな役割を果たします。今回は、偽造防止の観点から解説します!

塗り足しとは

印刷会社へ印刷データを入稿した後「塗り足しがありませんよ」って再入稿を促されたことはありませんか?塗り足しとは?塗り足しは、印刷物の仕上がりを美しく保つために重要な工程です。仕上がりサイズよりも外側に約3mm余分にデザインを広げる領域のことで、断裁時のズレによって紙の端に白い余白が

封筒のサイズと用途のご紹介

封筒のサイズと用途のご紹介封筒にはさまざまなサイズがあり、用途に応じて適切なものを選ぶことが重要です。この記事では、代表的な封筒のサイズとその使用例をご紹介します。1. 長形封筒長3封筒(120×235mm)A4用紙を三つ折りにして入れられるサイズ。

「歌舞伎~市川團十郎という男~」

浮世絵によく描かれている歌舞伎役者。今回は市川團十郎にスポットを当ててご紹介します。そもそも歌舞伎とは?江戸時代初期に出雲阿国(いずものおくに)という女性が始めた「かぶき踊り」が起源とされています。そこから江戸幕府による遊女歌舞伎禁止令により「野郎歌舞伎」が生まれ、現在の歌舞伎の形

オフセット印刷とは

・オフセット印刷は、印刷技術のひとつです。実際に印刷イメージが作られている刷版と紙が直接触れないのが特徴です。版に付けられたインキを、一度ゴムブランケットなどの中間転写体に転写した後、紙などの被印刷体に印刷するため、オフセット印刷と呼ばれます。オフセット印刷の大半が平版(へ

音声認識技術とIoTの融合

1. 音声認識技術の進化音声認識技術とは人間の声による指示に従って動作するコンピュータシステムを指し、私たちの生活においても、日常的に使われています。また、IoT (モノのインターネット)も普及がすすみ、テレビやスマートスピーカー等のデジタル情報家電がインターネットに接続され、

浮世絵マニアック番外編

いま、巷で話題の「蔦屋重三郎」って? 主蔦屋重三郎は、江戸時代に「版元(はんもと)」として活躍し、出版業を大きく発展させた「江戸のメディア王」です。 特に浮世絵の出版では、喜多川歌麿や東洲斎写楽など、才能ある絵師たちの数々を世に送り出した敏腕プロデューサーでもあるのです。

環境にやさしい印刷で企業イメージアップ!活用すべきエコロゴ5選

近年、サステナビリティが重視される中、企業の環境配慮は消費者や取引先からの信頼を得る大きなポイントになっています。特に印刷物に環境認証マークを活用することで、「エコを意識している企業」としてアピールすることができます。今回は、企業のブランディングにも効果的な環境ロゴマークを5つ紹介します!

ジャパンブルーと浮世絵にみる水の美学 — 北斎と広重が描いた藍の世界

日本人の心に深く根ざす藍色、それは単なる色を超え、「ジャパンブルー」として世界に知られる日本の文化と美意識の象徴です。この特別な色彩は、浮世絵師たちの筆によって、特に水の表現において類稀なる芸術性を開花させました。葛飾北斎と歌川広重という二大巨匠は、藍色の濃淡、滲み、そして筆致を駆使し、躍動する波

量子コンピュータの世界

1.量子コンピュータとは何か量子力学の原理を使って動作する、新しいタイプのコンピュータのことです。通常のコンピュータは0か1の「ビット」(単位)で一つづつ順番に演算していきます。30年くらい前だと8ビット、16ビット、今時は64ビットとなり、ビット数が大きいほど演算能力が高くなりま

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