型抜き加工の方法




型抜き加工の方法


デザインされた形状の用紙を使うことで、個性ある名刺・チラシ・パッケージなどを作ることができます。紙を希望する形状に加工するには型抜きを行いますが、型抜きする方法にはトムソン抜き・レーザーカット・ポンス抜き・ブッシュ抜きなどの種類があります。

型抜き加工で、最も一般的に用いられるのがトムソン抜きです。トムソン型と呼ばれる木の板に刃を折り曲げて埋めたものを作って、打ち抜き機で1枚ずつ型抜き加工を行います。1枚ずつ丁寧に型抜きを行いますので、高い精度で加工することができます。単に型抜きをするだけではなく、スジ押し・ミシン罫・ジッパーなどの加工を施すことも可能で、数多く型抜きしたい時に用いられます。あまり細かい形状に型抜きすることはできませんが、一度作ったトムソン型を何度も使えるという利点がある型抜き加工方法です。

ブッシュ抜きは、型を使って何百枚もの用紙を一度に型抜き加工する方法です。製本されたものや積み重ねられた用紙を、一度に型抜きする時に使われます。
ポンス抜きも、ブッシュ抜きと同じように型によって重ねた紙を型抜きします。ポンス抜きは、ほとんど手作業で行うために手間が掛かりますが、用紙のサイズが大きい場合でも加工できる点がメリットです。

レーザーカットは、レーザーを利用して用紙を焼き切る型抜き加工です。コンピュータ制御された加工機械が型抜きしたいラインを正確に再現しますので、従来の型抜き加工方法では難しかった繊細な加工も可能となっています。しかし、型抜きするラインをなぞっていくために加工する時間がかかるので、大量の型抜き加工をするのには適していない面があります。加工費用も高くなりますが、レーザーカットならではの細かい加工ができることが最大のメリットです。

このようなさまざまな型抜き加工方法の中から、使用する用紙の種類・加工形状・加工枚数を考慮して、適切な方法を選ぶことが重要となります。


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