一言コラム

2018年4月

1.今月の一言
手作りローストビーフは簡単うまうま


 牛肉の塊が売っていたのでローストビーフを作ってみました。常温にした肉に、フォークなどでブスブスと穴をあけていき、ローズマリーと塩コショウ、ニンニク少々をまぶしてからなじませる為にそのまましばらく置きます。(写真①)肉は調理する際には常温に戻すのがよいですね。



 しばらく置いた肉を焼きます。油をひいたフライパンを中火でよく熱し、フライパンに肉の塊を置くと、「ジュー」という肉と油が交わる音とともに、香辛料の香りが立ちこめてきます。
 両面だけでなく、側面も焼き色を付け(写真②)、全ての面に焼き色がついたらアルミホイルで巻き、そのまま余熱でじんわりと中に火を通します。これだけです。(写真③)


 アルミホイルをひもとき、肉の塊に包丁を入れる時は、「上手に焼けているだろうか?」「火が通り過ぎてしまっていないか」と少し心配になりますが、この作り方で失敗したことは一度もありません。切られた断面に程よく火の入った姿が現れると、ローストビーフの完成です。(写真④)


 ソースはグレイビーソースにホースラディッシュもいいのですが、ここは簡単にポン酢でさっぱりといただきます。
(写真⑤)(営業部 伊藤 宏)




2.今月の一冊
梁石日(1987)『タクシー狂躁曲』ちくま文庫.


 在日コリアン2世の著者が若き日に職を転々と変えながら一時期タクシー運転手として働いていたエピソードを綴った物語で、半自伝小説とも言える作品です。
昭和40年代の新宿歌舞伎町や六本木の夜の街を背景に、乗車してくる酔客の様子が語られ、経済成長の中、人々が欲望を剥き出しに荒々しく生きていた時代を克明に描き出しています。
社会の理不尽さに押しつぶされ、それに抗う主人公の熱い魂が私の心を不安にさせるほど伝わってきました。
映画・テレビドラマの『月はどっちに出ている』(崔洋一監督,シネカノン,1993)の原作としても知られていますが、文学の方は、その世界観の闇が果てしなく深く、そして刹那的です。(TT)


3.今月の二言目
浅草のワイルドな焼肉(浅草・金楽)

 浅草の仲見世通りを過ぎて左に曲がったところにあるこのお店。昭和の雰囲気のする、昔ながらのお店といった趣です。

 お昼のピークを過ぎるとさすがに店も空き始めるのですが、席があるかと尋ねると必ず「1時間半でいいですか?」と確認されます。昼間なのでそんなに長居もしないと思い、了承して席へ。メニューは老舗の焼肉屋らしくいたってシンプル。
 タン、カルビ、ハラミ、ミノと、一通りの注文を済ませます。レモンサワーを飲みながら、つまみにコンナムルを食べていると現れるのが、驚くほどの厚切り肉!!この塊をスライスして出せば何人前になるのか?という厚さです。
 そして厚いだけで味は大味なんだろう・・。という思いは大きく裏切られます!よい方向に裏切られます!カルビもハラミもジューシーで肉の味がしっかりします。

 さらにミノは噛むと口の中で「シャクシャク」という音が響きます。この歯ごたえと音は新鮮なミノにしか奏でられません。この「シャクシャク」の音を奏でたく、何回も注文してしまい、このミノループにはまると気が付けば時間は1時間半目前。残りのレモンサワーを飲み干し大満足で店を後にします。

 安くて美味い焼肉を追及する焼肉道にゴールはありません。新たなお店を発掘したら、またご報告します。(営業部 伊藤 宏)